Mr.ゴミズノの毎日サバイバル月記

毎日この世の中をサバイバルしています。でも毎日書けないので日記ではなく月記です。

バイト・ウォーズ エピソード3 店長、そして私の復讐

このバイトを始めて早1年。私は殆どが同じエリアの他店へのヘルプとなっており、自店に行く事が逆に新鮮ですらあった。


改めて、私のヘルプが多かった理由を考察した。

 

➀単純に他店の人が足りない。→理解できる。

②大学がヘルプ先から遠く、更に終電も早いので都内に行くのがキツイ→理解できる。

③交通費が後払いとはいえ、それを出せない程金がない奴がいる。→小学生みたいに小遣い帳をつけろと言いたいが100歩譲って理解できる。

④自分の店がスマホをいじれるほど暇なので出たくない。他の店だと忙しいから。

→わからない。ゴミ。

 

前回のエピソード2を読んだ方ならお分かりいただけると思うが、この店は控えめに言ってクズ野郎の集まりだった。居酒屋バージョンのアウトレイジ

 

これに加えて会計ミスや店員の態度の悪さ、全く人を連れてこないのに給料だけ持ってく無能なキャッチなど、多数の問題が出てきてただでさえ少なかった客足が更に減った。

 

こんな環境だから店長とバイトの仲は悪くなっていった。

ヘルプに応じているという理由で「店長の犬」と私が言われたこともあれば、「店長と仲いいでしょ?私の事どうおもっているか聞いてきて」と私がメンヘラちゃんから頼まれたこともあった。聞いてどうするんだそんな事。

 

徐々に環境が悪くなっていった中でついに事件が起こった。

 

 

店内での窃盗事件である。

 

当時キッチン担当は5人いたが、そのうち4人が喫煙者だった。キッチンがひと段落するたびにタバコを吸ってスマホをいじっていた。(ワンピースのサンジでもないのに食事を担当する人間がヘビースモーカーなのはどうかという事は今回ノータッチでいく。)
その為、吸わない1人が休めなかったので彼のフラストレーションが溜まっていった。

 

その結果、目に留まったメンヘラちゃん(ホール担当なので何も関係ない)の財布から5千円程盗んだのである。

 

メンヘラちゃんがその日のうちにグループLINEで報告し、2日後に被告が名乗りでて金を返したことで一応解決はした。しかしなぜか当の本人はクビにならずに1か月半後に辞めた。なんでクビにしなかったと店長に聞いたら、「面白かったから。」と語っていた。一切理解できなかった。

 

 

9月のある日、1ヶ月近くぶりに自分の店での勤務となった。

みんなに「久しぶりだね」と呼ばれる奇妙な感覚。

いたんだよ。ここにいるよ。まるでジョイマンである。

勤務前に店長に声をかけられた。

 

―ああ、水野くん。キミに伝えないといけないことがある。この店閉店すっから。ヘルプばっかだったから伝えるの遅れてたけどね。―

 


閉店?

はい?

 

 

正確に言うと店の名前や品物、レイアウトなども変えてリニューアルオープンという形らしい。

残るのであれば構わないと言われたが、答えはすぐ出なかった。

 

1か月後、この店の最後にオーダーを取り、お会計をした人になった。そして3時に閉店してから3時間、店の片づけや在庫整理を手伝った。バイトのメンバーで手伝ったのは私だけである。店長はどんだけ愛されなかったんだよ。

 

新店にそのままいる場合は研修が必要だったが、私はそれを伝えるのが遅れてしまい受けられなかった。

また、ヘルプ先からもスカウトが来ていたが、家から遠い上にヘルプ先の店長が好きではなかった。

そして、次のバイトも決まったので私は遂に出て行く覚悟を決めた。

 

閉店後もヘルプ担当として働き他店で引退した。

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辞めることを伝えていた為、最後の勤務時にヘルプ先で頂いたケーキは嬉しくてたまらなかった。

 

翌日、店長に制服はどうすればいいかと聞いたところ、「今更だろ。捨てろよ」

とだけ。

 

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最後にこう返してブロックした。

 

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記憶にないが、店長にLINEした2週間後にこんなことをしていたらしい。

 

しばらくした後、NTR後輩ガールが「畜生店長がいない時に来てください!」と言ってたので行ってみた。

美味しかったのでまた行こうと思っていたら、どうやらその日の社員が店長に「水野が来た」と告げ口してしまい、烈火のごとく怒り出し、「出禁にしろ」と厳命が下った。

しかし、3か月後に出禁は解除になった。

 

 

 

その店自体が閉店したからである。

 

 

バイト2箇所目:居酒屋

勤務時期:2018年3月~2019年10月

入った理由:楽しそうだったから

辞めた理由:元々業績不振だったが、ヘルプで自店にいない間にトラブルも頻発したことによる閉店のため。

1年半とそれなりに長かった居酒屋スタッフ生活は終わりを告げたのだった。
エピソード4に続く…